●米ドルが為替相場の軸
これだけは忘れてはならない。世界はアメリカを中心に回っていることを。
「アメリカが世界一だ!」「アメリカが世界一の経済大国だ!」「アメリカを中心に世界は回っている」なんて漠然と聞いても、普通はパッと理解できないと思います。それが普通だと思います。w ただ、私は株やFX、投信なんかをやっていて、その意味が少しずつ分かってきました。
アメリカの景気が良くなれば、単純に日本も潤います。そうです、「ドル高/円安」になり株高になるということです。
・失業率が低下した
・先月は、先々月よりも多くの家が建てられた
をいった内容は景気上向きと考えてよさそうです。
このような記事を世界中の人が注目し、投資材料としています。
景気上向の記事を見ると、単純な発想で、アメリカ貨幣に対する信用があがることになり、「アメリカのお金を持っていたら安心だ!」といって「米ドル」を買う人が増えます。※というか、ユーロを持っていた人たちがどっと米ドルを所持するようになります。
そうすると、貨幣への信用や、需要増の関係で「ドル高」になります。
これはアメリカと日本だけで考えれば、「円安」が自然に生まれます。
円安になると、輸出国の日本は全体的に株高になります。米国が景気いいから、日本企業も儲かるだろうと見越して世界の投資家たちが株を買ってくれるからです。
※逆に輸入企業は、「100円」で変えたものが、「120円」を出さないと買えなくなってしまいますから、損害を被ることになります。
FX取引では、アメリカの景気が良くなると、「米ドル/日本円」は「買い」(=値段上昇)傾向になります。
自分の100円で1ドルを一時的に買います。円安効果で「101円」になったとします。101円になったときに、その1ドルを日本円に戻そうとします。換金時には101円になっていますね。
●エントリーするタイミングが一番重要!
「仕事は準備が8割」なんて格言があります。
エントリーこそがFXにおいての仕事です。
まず、投資ツールは絶対に使いましょう。
私は「ローソク足」、「移動平均線」、「ボリンジャーバンド」、「RSI」を使っています。
どのツールを使うかに正解はないですし、自分が使いやすいと思ったり、自分と相性が合うのを使えばいいと思います。ただ、ローソク足だけでエントリーするのは絶対にやめましょう。(笑)
1分足、5分足、30分足、日足、週足・・・・と、何種類もローソク足を見ていたとしてもです。予想してエントリーしたは良いが、「あとから移動平均線を見ると予想と逆の動きだった・・・」なんてこともありえます。個人投資家でもプロ並の方はいますが、彼らたちは単に予想が上手いだけではありません。エントリーするタイミングが上手なのです。タイミングが上手というのは、タイミングを見極めているということです。(当たり前ですが。)
ずっっっっーと画面を見て、エントリータイミングを見計らっています。上級者でも”一日に2,3回しか売買するタイミングがなかった”なんてこともあります。言い換えれば、それくらいエントリーは難しいということです。
何種類かツールを使って、15分足、60分足、週足もちゃんと見て、そこから傾向を判断するといいと思います。正直、60分足をずっと見てる人はいないと思います。1分足を見れば何度もエントリーできるような気がします。(笑) あとで他の情報を見たら、「ポジるべきじゃなかった・・。損切りどうしよう・・。ぇぇぇ」なんて状態は避けたいですね。
●負けているときが成長するとき!
皮肉なことに、FXや株など投資においては、負けたときにどんな行動をとるかがとても大切です。勝っているときはそれほど深くは考えないでしょう。「予想があたった」くらいでしょう。
では、負けたときはどうするか。負けたからって「損切り」してすぐに次のポジをとるようでは成長しません。おそらく
「上がらないか?」
「上がる要因はないか?」
「明日はどうなるんだ?下がる一方なのか?」
「損切りした方がよいか?」
と誰もが焦って真剣に考えるはずです。このときが一番身にしみて学習できるときです。もしそんな機会がありましたらいい機会だと思って全部の情報を見るくらいの覚悟で頑張ってください。私も余剰資金とは言え、万単位の「含み損」を抱えたことがあります。やばいくらいに”逆転する要素”はないか探しました。(笑)
実際にはその期間で「移動平均線」や「ボリンジャーバンド」の理解がかなり付きましたし、他のツールの理解も深まりました。勝てる要因を必死で探いていましたからね。wおかげでほぼ有名なツールはほぼ理解できるようになりました。そこで自分が使いやすいと思うツールが決まってきましたし、運用手法みたいなのも確立できてきました。たぶん毎回勝っていたらそこまで勉強しなかったと思います。損切りで数千円でしたが、いい機会になりました。含み損抱えながら小銭稼いでいたのでそれもある意味いい体験しましたね。(笑)
●ジャネット・イエレン さん
現・FRB議長
FRBとは「連邦準備制度理事会」のことです。
米国の金融市場の意思決定機関です。
大統領が任命する7名で構成され、うち一人が議長を勤めます。
FXニュースなんかではよく登場しますので、「アメリカのことだ」と
分かるようにしておきましょう。
●ベン・バーナンキ さん
こちらは元・FRB議長です。
いまでも経済界で活躍されている方です。この方の一挙一動も多くの注目を集めます。
●覚えてしまうだろう内容
・ニュース本文やそこで扱われる用語の理解(ダウとか、原油とか)
・ツールの理解(そのツール分析では勝てる!?)
・多国間との影響を理解(豪ドルなのに米ドルが?あれ?)
・証拠金維持率の目安(あれ、100%しかないやっ!w)
・他の通貨ペアへの影響(ユーロも落ち込んでいる・・)
・個人のブログ見てどんな根拠でどんな予想をしているのか(そんな予想方法があったのか・・)
などです。