【FX】負けているときにどうするか

投資話において勝ち方の話をするのは難しくない。勝った後で理由付けはいくらでもできるからだ。


逆に「負けたときにどうするか」、「負けているときにどうするか」の話をするほうが余程難しい。

 

そして、リスクある行動をする者にとっても、勝っているときの話より、負けているときの話の方が必ずや有益になるだろろと僕は思う。

 

そう、「勝ち方」の本は売っていても、「負け方」の本は売っていない。初めから「負け方」の本を買う人はいないだろうが、ある程度経験を積んできたら、そちらの勉強を真剣にやるべきだと思います。もちろん、「勝ち方」の勉強も忘れずに行ってください。

 

■「負け方」を知らないとどうなるか

マイナスを背負ったときに、取り返しのつかないことになるときがあります。元本割れ、証拠金維持率の著しい低下、ロスカットなども考えられます。

 

 

「今回は負けている最中どうするか。」を徹底的に話したいと思う。

 

予めお伝えするが、投資に「絶対」はない。これは何度も聞いているワードだと思う。

 

ただ、「こうした方がいい」とか言う話はいくらでもできる。

 

なので、その中の手法からご自身で取捨選択してほしいと思う。

 

さて、前置きは以上です。

 

■金額は必ず管理しておくべし

当たり前ですが、自分がFX口座にいくら入っているのかは確認しておきましょう。

管理しやすくするために1万円単位ですとか、5万円単位にした方がいいかもしれません。

 

振り替え元の出金履歴を見たり、FXアプリの入出金メニューを見るなどしてください。

 

■投資目標を確認してみる

あなたはFX取引でいくら儲けようと思っていましたか。

 

初めに何となく描いていた目標(理想)と、途中で明確になった目標があるかもしれません。

 

勝っていても、負けていてもヤケクソになる前に、今一度ご自身の「投資目標」を確認してみましょう。そして、”こんなにも浮かれていたんだなぁ”と気付きましょう。

 

 

■損益がマイナスになっているとき

 

まず、いつから保有しているのか、また何通貨買っているのか、スワップの有無、現時点での証拠金維持率、他にどんな通貨ペアを持っているのかなどを確認します。

 

簡単な話ですが、将来「値戻りする」と思うのでしたら保有しておきましょう。

 

一時的に値が逆に行ってしまうことはあります。日足、週足を見て回復する兆しがないか確認してみましょう。

 

10万円入金して1000通貨しか保有していない、スワップ金利もある(付く)ような状態でしたら持っていてもいいと思います。

 

通貨はそれぞれ特徴がありますから、その点でも確認してみてください。

 

もちろん、ニュースなどから「戻るとしたらいつ戻りそうなのか」を確認しましょう。そして、「下がる(逆に行く)としたらどこまで下がりそうなのか」を確認します。

 

そして、買ったときの理由を確認してみます。

・上がると思ったから買ったのか?

・記事を見て買ったのか?

・スワップ目的で買ったのか?

 

もし、「買ったときの理由がどこにも見当たらない」ようでしたら、手放すことも考えましょう。

 

もし、「さっぱり分からない」、「どっちに転んでもよさそう」というときはそのまま寝かせておきましょう。

 

案外プラス収支になることもあります。ただ、何万通貨も買ってしまって、証拠金維持率も圧迫してしまっていたり、身動きがとれないような大量取引の場合は手放すことを考えましょう。

 

もちろん、ニュースや、5分足などは常に見ておきます。最悪のシナリオがきても耐えられるような証拠金維持率になっていればのお話です。

 

 

■土日を挟むとき

 

実はコレが一番危険です。なぜならば、土日の間に相場が大きく変わってしまうことがあるからです。

 

つまり、月曜日の午前七時にログインすると、ドカンとマイナス(またはその逆)になっていたりすることがあるからです。1万円のマイナスが2万にも3万にもなっていることだっておかしくありません。

 

もし、多くのポジションを持っていたら要注意です。

 

バラバラ(逆の通貨)に買っていれば、ある程度損益の幅は限られるでしょうが、「円売り」「ドル売り」など、一方通行なポジションを持っていると月曜日が”ブラックマンデー”になる恐れありです。

 

土日の間は、日本のFXアプリではレートは変動されていません。

取引時間外となっているためです。

 

土日でのレートは、海外のFX(金融)サイトから見ましょう。

ブルームバーグ: http://www.bloomberg.co.jp/

 

結論から言うと、もし週明けに大きな値動きがあることを避けたいならば、両方でポジションを持っておきましょう。

 

「ドル/円」買いで2万通貨を買っていたとしたら、その逆の「ドル/円」売りで2万通貨ポジションを持っておきます。

 

そうすることで、どちらに大きくレートがズレようが、プラマイゼロということになります。

 

週末から週明けは気をつけた方がいいです。もっている通貨量を確認しておきましょう。

 

■マイナスになっている(変動が緩やかなとき)

 

もし「米ドル/円」を”売り”で1万通貨持っていて、損益がマイナス1万円になってしまったとします。

 

回復方法は色々とあります。

もちろん、見誤れば回復どころではなく、さらに損失を被る可能性もありあます。

 

・トレンドを追っかけて買う

⇒5分足、15分足、60分足などを見てトレンドを確認します。トレンドに逆らわずに「米ドル/円」買いをします。

 

・トレンドの逆を買う

⇒そろそろ反動するだろうと予想したときです。もし予想があたれば一番の回復方法になります。もし、反動せずに、さらにトレンド通りにいってしまったときは損害は大きくなります。再び「反動」のタイミングを見計らって、「米ドル/円」売りを注文する必要があります。

 

「米ドル/円」買いをじっと我慢して保有するべきなのか、損失を認めて手放すべきかは自由です。

 

さらに、1万通貨のうち一部を損切りすることもできます。

 

ここでは、全てを説明すると長くなりますので、私の個人的な回復方法を書きたいと思います。

 

少額ナンピン手法です。

 

■少額ナンピン手法

状況を確認します。

 

「米ドル/円」を”買い”で1万通貨持っていて、損益がマイナス1万円になってしまったときの回復手法です。

 

※もちろん、見誤って逆の予想をしてしまったときはうまくいくわけではありませんので、その点はご了承ください。

 

■少額ナンピン手法(ステップ1)

まずは、いつ反動するのかチャートをじっと見ます。

 

それと同時に、ポジティブなニュースが発信されていないか確認します。

経済指標: http://www.fxcm.co.jp/market/indicators/

ブルームバーグ: http://www.bloomberg.co.jp/

ロイターニュース: http://jp.reuters.com/

Yahoo!ファイナンス: http://finance.yahoo.co.jp/

※私はいつもスマホで見ています。

 

そろそろ反動しそうだと思ったら、「1000通貨」ナンピンをしてみましょう。

※「米ドル/円」を”買い”を11000通貨にするということです

 

ここで重要なのが、1000通貨だけ追加注文するということです。

 

もし、完全に反動すると分かれば追加で「1万通貨」追加注文した方が回復するのは早いです。

 

ただ、その追加1万通貨がさらに失敗してしまったときは、そうとう厳しい状況に置かれてしまいます。

 

ナンピンの目的は「平均単価」を下げることです。

※1万通貨を120円で買っていれば、平均取得単価は120円。追加で1万通貨を100円のときに買っていれば、平均取得単価は「110円」になる。

 

すぐに回復しようと熱くならないで少しだけナンピンして様子を見てみましょう。

 

注文ができましたら、平均取得単価はいくらになったのか確認してみましょう。

 

■少額ナンピン手法(ステップ2)

 

・ナンピンに成功した場合

追加で買った「米ドル/円」買いの1000通貨に利益が出てきます。

 

1000通貨なので、そう利益はでていないですが、ここでは「平均単価」を下げることが目的ですので、利確せずにずっと保有しておきましょう。

 

ただ、一度反動してきてもするにトレンドに順じてしまうこともあります。

 

そう判断できた場合は、1000通貨の利益を確定してしまっても大丈夫です。

 

再び下がってしまうと、損失が大きくなってしまうのと、いま時点で確定している「数百円」の利益が台無しになってしまうからです。

 

・ナンピンに失敗しまった場合

その時点で11000通貨持っていることになります。

 

ナンピン1回目で平均単価が下がったことは確かです。

 

ですから「損切りしたりはしないでください。

※もちろん、これのせいで他にトレードができないような緊迫している状態のときは別。

 

再びチャートを見て、反動するタイミングを待ちましょう。

 

反動しようだなと思ったり、実際に反動が始まったら再びナンピンをしてみましょう。

 

■ナンピンのコツ

 

・ちょこちょこ買わない。

ちょっと値動きしたくらいで買わないことです。

「気付いてみたら8000通貨も追加注文していた!」という具合にならないように。

ほぼ同じ値段で買っても意味ありません。

 

あくまでも、これ以上は下がらないだろうというタイミングでナンピンをしてください。15分足、60分足などを見てみてください。

 

■損切りしたくないが、損失を増やしたくない場合。

「米ドル/円」”買い”で1000万通貨持っていたとします。

予想に反してチャートが下向きになっていたとします。

まだこの先も下がると思ったら、「売りで2000通貨」注文してみましょう。

 

下がってもよし、上がってもよしという状況になります。

 

予想通り下がれば、反動しそうなタイミングで「2000通貨・売り」を手放して利確してしまいましょう。

 

値が戻ってきて、元と位置(10000通貨を買った位置)に戻ってきたら、追加注文で買った2000通貨は損切りしてしまいましょう。

 

こう考えると追加注文した2000通貨はもったいないと思えますが、それは結果論です。

 

1万通貨のマイナスから考えれば、損失はかなり小さいはずですので、必要経費と思ってあきらめましょう。

 

■麻痺する問題

100円マイナスが1000円マイナスになると思うと、誰でも心配になってくると思います。

 

ただ、8000円マイナスが9000マイナスになっても、先ほどの例よりは心配にはなりません。

 

そうです、感覚が麻痺してしまっているのです。

 

『だから何?』ってお話なのですが・・、「麻痺しているんだな」と自覚してもらえればよいです。

 

■最後に

FXは予想が当たろうが、外れようが損益が全てです。

マイナス収支にならないようでしたら「損切り」することも考えましょう。

 

また、「往復ビンタ」には注意しましょう。

往復ビンタとは予想が外れて、損切りしてトレンド通りに買いなおしたのはいいが、今度はトレンドが反動してまたもやトレンドとは逆にレートが動いてしまうということです。

 

FXとは心理戦です。

 

経済の実態がどうであろうが、トレーダーの売り買いでレートは決まってしまいます。

 

”利確勢”がある程度のところで利確すると、一時的に値戻りします。

 

これが、実は大きな「オトリ」です。

 

「オトリ」に騙されないでください。

 

「オトリ」あくまでも心理戦が作ったオトリであって、すぐにも世界経済の実態に近づいていきます。

 

本質を見極めていれば、すぐに値戻りしますので心配しないでください。