前回の少し復習になりますが、ポジションを解消する方法のひとつをご紹介します。
FXに限って「絶対」ということはないので、『こんな方法もあるんだなー』程度に聞いてください。また、FX、投資全般に言えることですが、「負けないこと」が大事であり、「負けているときどうするか(どう立ち回るか)が大事です。勝っているときは何も考える必要がないし、あれこれ考える必要もないでしょう。負けているときは、どう損失を最小限に食い止めるかが鍵となります。派手なことしないことも大事だし、機械的に損失をカバーしていくのがよいのかなと私は思っています。ちなみに私はできるだけ損切りしたくない派であり、ロング派です。あしからず。
例えば、ドル円で5枚もっていたとします。
(ドル/円 買い 50000枚通貨)
100円で買ったのに、95円になってしまったとしましょう。
あなたならどうしますか?
<対応例>
(1)損切り
(2)損切り&ドテンS
(3)ナンピン(買い増し)
(4)両建て
このあたりかと思います。
私なら(4)の両建てを選びます。
なぜか?
損切りしたくないし、ロングだと金利がもらえるからです。
ただし、この場だけ何とかやりくりたいからです。
両建てのメリットはなんといっても、「その場しのぎ」ができることです。
デメリットは、
(1)両建て分の資金が必要になること。
(2)中途半端に反発してしまうと、買いも売りもどちらも利益確定できないこと。
です。
さて、この両建てですが、実は論理的に逆ポジションを解消できるという裏技があります。
先ほどと同じ例でいうと、100円で買ったドル円が95円になったとしましょう。
ここで同じ量だけ『両建て』をしたとします。
・買い5枚
・売り5枚
円高が継続し、94円になってしまったとしましょう。
・買い:マイナス60万
・売り:プラス10万
この時点で売りを利益確定(リカク)するのも、自由です。
まだ円高が続くと思えば、そのまま放置していてもよいです。
さて、本題です。
●マイナスポジション整理の方法
時と場合にもよりますが、まず『売り5枚』を利益確定させます。
プラス10万円になります。
買いポジションの5枚のうち1枚(マイナス10万円)を損切りします。
結果、買いポジション4枚、マイナス50万円が残ります。
つまり、損失額が同じではありますが、持ち枚数(ロット)を減らすことができました。
円安に動くだとうと思えば、放置してもよいです。
損切りしないにせよ、持ち枚数が5枚なのと、4枚なのとではリスクの大きさが全然違いますね。これが私が損失を抱えているときに使う『糞ポジ救済法』です。
「資金がショートしない程度にロング」というのが私のやり方です。
※この投資法がいいかどうかは別として
このやり方も『両建て』ですから、それなりの(買いポジション)資金が必要です。
もし、逆方向に両建てできないとしたら、両建てできない分は損切りしてしまってください。
「買い10枚」あったとして、「売り8枚」しか資金的にできないようなら、「買い2枚」を損切りするということです。
もし、『損切りはしてくない』、『スワップが好き』、『売り(ショート)は売国行為だ~』などと思われている方で、損失がある方はどうぞお試しあれ。(^^)
以上です
yamatunes