ウォーレン・バフェットという男(1)


ウォーレン・バフェット

 

世界一の投資家

 

世界ランキング2位の富豪
(1位は親友ビル・ゲイツ)

 

1930年8月30日生まれ

 

米国ネブラスカ州オハマ 生まれ

 

●呼び名
・金融界のフォレスト・ガンプ
・オハマの者予言者
・金融界のウィルロジャース

 

●学歴
ペルシルベニア大学 中退
「学ぶことがなにもない」

 

ネブラスカ大学
理学博士号

 

ハーバード大学大学院 入学できず

 

コロンビア大学大学院 入学
「ベンジャッミン・グレアム教授」と出会う

 

父:ハワード・ホーマン・バフェット
バフェット「新聞の一面を飾るようなことはするな。と父には教わりました。この父よりいい人間に私は出会ったことがありません」
母「ウォーレンと父親はいつも仲が良く、まるで親友のようでした。実際ハワードは父親としても、夫としても素晴らしい人でした。子供が何か悪さをし
てもむやみに怒ったりせず、理詰めで諭すタイプでした。」

 

母:レイラ・バフェット
「成績はとてもよかったです。本当に良い子で育てる苦労はありませんでした。子供の時から、お金を儲ける事には強い関心があったみたいですね。」

 

母方の祖父:新聞社を経営していた

 

妻:スーザン・バフェット
「カラーテレビのような人。ほとんどの人が白黒に見える時に、あの人だけはカラーテレビに見えるんです。」

 

長女:スーザン・バフェット
「父が好きなのは、家の周りをぶらぶらすること、本を読むこと、ブリッジをすること、私たちと話をすることぐらいでしょう。ごくごく普通の人ですよ。」

 

「父にとって投資はゲームなんです。利益は勝利の証というか、勲章でしかありません。だってほとんど使わないんですよ。車は自分で運転するし、服だってぼろぼろになるまで着ています。」

 

次男:ピーター・バフェット
「人から尊敬されているのはそのためだと思います。正直だし、静かだし、周りの人への気配りも人一倍ですしね。」

 

●初めて立ち上げた投資ファンド「バフェット・パートナーシップ」
1956年26歳で他人から資金を預かって増やす仕事を始めた。
1956-1969では年率32%の利回りを残す

 

「私が株式市場に興味をもったのは11歳のときでした。父親のバフェット・フォーク・アンド・カンパニーと同じ建物に「ハリス・アップハム」という証券会社の支店があり、そこにでかけては株価ボードを眺めて過ごしていました。」

 

・初めて株を買ったのは11歳のとき。姉のドリスを一緒に「シティー・サービス」社の優先株を3株購入した。買った時の株価は38ドルだったが、程なく
27ドルまで下落し、二人は少し心配になった。40ドルに戻したときに売却したのだが、その後株価はぐんぐん上昇し、200ドルに達してしまった。バフェ
ットはこのとき、じっと耐える事を学んだ。

 

●高校卒業時には9000ドル以上の預金があった

・安く仕入れたコーラに利益を乗せて友達に売る
・レースを予想する競馬新聞を発行する
・新聞配達
・ゴルフ場でロストボールを拾い集める
・高校の時に、ピンホールマシンを25ドルで友人と購入。床屋においてもらって小銭を稼ぐ。やがて毎週50ドルの純利益となった。
・ネブラスカ州の農場を購入。

 

●バークシャー・ハサウェイ(バフェットの投資ファンド)
かつては紡績会社であったが、バフェットにより投資フォンドへと中身を変えている。

バフェットは当初、7.5ドルで2000株購入。
少しずつ買い増しして、1965年には経営権を握った。
※1株は12-15ドルが今では38000ドル、最高値で76400ドルとなっている。

・毎年、バークシャー・ハサフェイの年次株主総会には彼の話を聞こうと多くの人が集まる。

 

●人柄
・何事も率直に話す
・正直で楽天的
・ユーモアがある
・非常に厳しい規制を自らに課し、それを守り通してる
・単純明快な常識に従って生きている
・親しみやすく、おしゃべりである
・何時間でも話す
・興味のないもの、意味がないと思うもの、自分の財産には無関係だと思うことには時間を割かない
・投機的な取引や、短期的な取引を嫌う
・敵意がない

・新しく建設的でかつ記憶しておきたいと思える要素がそこにない限り、自分の主張を曲げようとはしない。

 

マンガー(バフェットの投資パートナー)「彼は自分の子供を甘やかさない。まるで従業員と話をするみたいに厳しく接している。いくら愛していても、不用意に物を買い与えないし、それが子供にとってふさわしいものかどうか見極めるということだ。これは彼の個性の一部だと思う。」

 

・ウィリアム・ルエイン「あいつは天才だ。色々なことを単純明快に説明できる。誰でも内容を正確に理解した気になってしまう。」

 

・ビル・ゲイツ「普通の人たちの一歩先がわかるという天賦の才能があります。彼はそらんじるに値する言葉をいくつも残しています。でもそうした言葉をすべて心に刻み込んだかといって、同じように一歩先に行けるとは限らないでしょう」

 

●投資スタイル

85%・・・ベンジャミン・グレアム 譲り
15%・・・フィリップ・フィッシャー 譲り

 

「10年間投資対象を変更できないつもりで銘柄を選びなさい」
「手っ取り早く金持ちになれる方法などない」
「チャーリーも私も、株式は超長期にわたって保有するつもりです。」
「株式投資は永久保有を前提に考えたいと思います。」

「自分の力を疑った事はありませんし、自信をなくしたこともありません。」

「自分はいつか金持ちになると信じていました。それについては、一瞬たちとも疑ったことはありません。」

「人の噂をするならいい噂だけにしなさい」が両親からの言いつけ。

「年次報告書は1年中旅行をしている姉に報告する気持ちで書いている」

 

●尊敬する人
・父親
・ベンジャミン・グレアム(師。大学院教授)
・フィリップ・フィッシャー
・ビル・ゲイツ(マイクロソフトCEO。親友)
・ローズ・ブラムキン(ネブラスカ・ファニチャーマートの創立者=ミセスB)

 

●ベンジャッミン・グレアム
グレアムを追って、バフェットが入学した。

バフェットの師。

著作「賢明なる投資」(バフェットの投資バイブルといえる)

 

—バフェットとの共通点
・自分の考えをはっきりと述べることろ
・頭の回転が早いところ
・友人が多いところ
・お金には興味がないこと。

 

バフェット「グレアムは、お金儲けというよりも、投資をゲームとして興味を抱いている」、「グレアムの理論は優れた運用成績を残すためのものではない。彼が説いていたのは、あくまで健全な投資です。せっかちにならずに健全な投資をすれば、誰でも大きな資産が築けると思っています。少なくとも貧乏になることはありません。」

 

—運用スタイルの違い
グレアム:企業がもっている財産を定量的に分析して、株価が割安かどうかを判断する。
バフェット:「企業が将来稼ぎ出す現金を定量的に分析して判断している。ベンは決算書の数字ばかり見ていましたが、私は帳簿には載らない資産に着目
しています。」

 

●フィリップ・フィッシャー
現代の資金運用理論に多大な影響を与えた人物。
著書「普通株と普通でない利益」、「堅実な投資家はぐっすり眠る」

 

●ローズ・ブラムキン(通称:ミセスB)
・学校と名のつくものには一日も通ったことがない。
・バフェット「彼女の成功は常識と労働倫理のたまものである。」

 

—モットー
「安く売ること、うそをつかないこと」

 

ミセスB「バフェットが店に入ってきて、『おばさん、店を売る気はないかね』ってあたしに言うんだ。『あるよ』と言ったら、『いくら欲しいですか?』と聞いてきた。『6000万ドル』と言ってやった。そしたらあの男、そそくさと事務所に戻ってその金額の小切手を作ってきたのさ。『あんた頭おかしいんじゃないの。弁護士や会計士はどうしたの』って聞いたら、『そんな人たちより、おばさんの方がずっと信用できます』だとさ。
※その後の在庫を再評価した結果、実際の価値は8500万ドルあることが分かった。
「あの男は6000万ドルと聞いてもこれっぽっちも考え込んだりしなかった。でも、勉強家だからね。きっと前々から店の本当の価値を知ってたんだろうね
。最高だよ彼は。」

 

●チャーリー・マンガー(バフェットの投資パートナー)
・バフェットの祖父アーネストが経営する食料品店で働いていた。
・質問に対する答えは総じて短い。

 

バフェット「頭にくるノー男」、「頭の回転の速さなら世界一でしょう」

 

「バフェットの店で働いたことは、ビジネス界に出ていくうえでこの上ない経験となった。あの店では、厳しい仕事を長時間、それも正確にこなさなければならない。おかげで私を含む若い者はみな、楽な仕事のあら探しをしては喜ぶようになった。

 

「生まれてこの方、謙遜するなと言われたことがない。謙虚であることは素晴らしい事だと思うが、私にはそのための遺伝子が十分に備わっていないよう
だ。」

 

「ダウンサイジング(規模縮小)でダメになった企業があるだろうか、私には思いつかない。逆に組織を大きくしすぎてダメになった企業がある。」

 

「(バフェットについて)彼の頭脳は極めて合理的なメカニズムを備えている。おまけに、それをはっきりと言葉にできるのだから、頭が良い事は誰にで
もわかるだろう。」

 

「業績見通しなんてものは利害関係者がかき集めてきたデータの山に過ぎない。無意識のうちに偏ってしまうし、正しそうに見えても間違っている。人を
騙そうというわけけではなく、その見通しを本人が正しいと信じ込んでし合っていることが多い。だからかえってタチが悪い。」

 

「上昇相場は投資家の判断力をマヒさせてしまう。池でアヒルが泳いでいる。大雨が降って水かさが増すと、アヒルの目線も高くなる。そして自分が上に
上っているような気になるんだ。水かさが増しただけなのにね。

 

●個人的まとめ

・常識に従って生きている。

・冗談が好きでユニーク。ただし礼儀はもちろんある。

・お金を使うことに興味がない。

・自分のものさしをもっている。騙されない。

・知識ゆえに考えていることが一流。理解の仕方も一流。

・自分にできること、できないことを分かっている。