近年の円安により日本企業の業績は全体として伸びています。
収益の改善は企業の設備投資意欲を刺激し、雇用増や賃金上昇に繋がります。
自動車をはじめとする輸出企業では、
直接輸出していない企業も含めて幅広く影響を与えます。
内閣府によると、「10%の円安」は実質成長率を0.19%→翌年に0.38%→翌翌年に0.58%押し上げるとのことです。
●円安によるデメリット
現在の日本貿易では輸入超過が続いています。
つまり赤字です。
また、東日本大震災での原発稼動停止の影響を補うため、
現在、9割を火力発電に頼っていますが、
液化天然ガス・原油・ガス価格の上昇のため、
火力発電費が震災前の3.8兆円から、8.8兆円にまで膨れ上がりました。
●まとめ
円安によって、短期的な赤字は見受けられるものの
輸出がいかに回復し、輸入を上回るかが大きなポイントとなります。