日本の総人口は、2005年に初めて減少に転じた。
2055年には、9000万人に減る見通しです。
人口の減少は労働力人口の停滞や、消費の縮小につながります。
少子高齢化の影響で死亡者数が出生数を上回る自然減の傾向が続く見通しです。
欧米と比べて外国人労働者の受け入れや移民の規模が小さいことも一因です。
高度成長期:人口ボーナス
⇒コストの低い若者が大量に労働市場に入ったため、生産効率が高まりました。
高齢者数は少なかったので、企業の税・社会保障料負担は小さかった。
現在:人口オーナス(重荷)
賃金の高い中高年を数多く抱えており、新規採用できる若者の数が減っている。
これまで人口が増えると前提して整備してきた道路、港湾、水道などは使う人が減っていき、維持コストは大きな負担となります。
一方で住民が減ることで税金や公共料金などの収入は減っていきます。
明治以降、都市部に「未来」と「成功」を求めて若者が集まる。
そう数が多くなかったことと日本全体での人口が増えていたため、そう問題ではなかった。
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以後100年間くらいで食料事情、医療の発達などもあり、人口は3倍ほどに膨れ上がる。
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戦後、人口は減っていき、交通の発達もあり都市部にくる若者も多くなった。
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「過疎地」ができる。
~感想~
過疎地を過度に守っていく必要はないのではないでしょうか・・。
冒頭で、「人口の減少は消費低下に繋がる」と書きましたが、
人口が減って消費は低下するのは自然な傾向だし、
人口の少ない国になるだけなので問題ないように思えます。
過疎地のトンネル補修工事とかもったいないと思う。
たまにしか使わないのに、費用は莫大ですよね。
東北新幹線の補修は需要あるし、必要だと思う。
みんな都市に集まれとは言わないですけど、
ドイツみたいに、巨大都市はないけれど、中堅(地方)都市がいくつもあるほうが、
住む方も、整備する方も便利だと思う。
農業の労働人口が減って、「食糧自給率が・・」って話もあるけど、
それも含めてTPP交渉がある気がする。
確かに日本農家の方が作っているのはおいしいし、安心できるけど、
自分が農家になろうとしないのに贅沢言うのは都合が良すぎますよね。
何もかも自然の流れに逆らうのはお金も労力も必要だし、
うまくすべてのものと共存する方のがいいですよね。