企業が国民年金や、厚生年金に上乗せする形で退職者に支給する年金のこと。
二種類ある
・確定給付型
・確定拠出型
これまでは「確定給付型」が主流だった。
退職後の年金として、一定の支給額を保障している。
代表例に「厚生年金基金」がある。
バブル崩壊後に運用成績が悪化し、次第に経営を圧迫するようになった。
2012年に運営側が資金を消失させ問題となった。
特に中小企業が加入する「総合型」が被害にあった。
2013年6月
厚生年金基金の制度の見直しを柱とする年金制度改正法が成立しました。
全国に560ある基金の大半に、5年以内の解散を促し、基準を満たさない基金には厚生労働相が解散命令を出します。
存続できる基金は全体の1割程度と見られています。
これらを背景に登場したのが、「確定拠出型」。
米国の年金制度のひとつをモデルとしており、「日本版401k」と呼ばれている。
企業は従業員に一定の掛け金を支払うが、運用は従業員が行うため、
仮に運用が上手くいかない場合でも企業が責任をとることはない。