資源を海外からの輸入に頼っている日本にとってエネルギー産出国との関係強化は
重要なテーマとなっています。
安倍首相は2013年4月、ロシアと中東諸国を訪問しました。経団連を中心に
過去最大規模となる100人以上の企業の幹部が訪問しました。
米国でシェールガスが産出されることから、ロシアや中東にエネルギー価格を
引き下げるよう働きかけました。
また、日本の先端医療やインフラの輸出も売り込みました。
ロシアへ
・がん治療施設を備えた病院を設置する
・スマートシティーの構築
・農業技術
トルコ
・原発を売り込んだ
アラブ
・原発輸出のための原子力協定、投資協定を結んだ
中東は日本の原油輸入量の8割強を占めます。
日本は今後2200億円の政府開発援助(ODA)を供与する方針を
表明しました。経済協力を進めることで、エネルギーの安定調達を
図るのが目的です。
2012年 原油輸入先
サウジアラビア(31.6%)
UAE(21.7%)
カタール(10.7%)
クウェート(7.3%)
その他(28.7%)
ロシアとは北方領土の問題が残っています。