[記事公開日]2016/05/31
[最終更新日]2016/06/09

【読書】石油ビジネスの仕組み(1)

 

–石油ビジネスの仕組み–

2006年 茂木源人

 

・日本書紀(668)「燃える土」、「燃える水」

→石油の存在は古くからあったと思われている。

※ちなみに日本書記の年号の覚え方は「何を書こうか日本書記(720)」

 

・石油開発の第一人者!!

1859年アメリカ

セネカ石油会社が鉄道会社の車掌で当時休職中だった『エドウィン・ドレーク』に石油を開発するための井戸を掘削させ、見事石油を掘り当てたことが近代的な石油産業のはじまり。

 

つっこみどころ満載やな・・(笑)

 

・私たちは全エネルギーの4割を石油で賄っている

→ガソリンをはじめ、プラスチック製品やシャンプーにも使われてますね!

 

●石油はどうやって生まれるの?
→海底に降り積もったプランクトンなどの死骸のうち、たまたま酸素の貧しいい環境に置かれたものが、分解せずそのまま砂や泥に埋もれて地層に取り込まれたと考えられている。この層を『推積岩』という。そして、岩になる過程で「ケロジェン」という物質に変わる。ケロジェンは地下2000メートル、地温65度を超えると熱や微生物の働きで油、水分、ガスに分解される。やがて上に積み重なる地層の圧力で上の方に染み出していくが、移動中、隙間の無い層に阻まれると、ガス、油、水がそこで留まり層が形成される。こうして石油の貯留層が誕生する。
(ケロジェン根源説)

 

★もうひとつの石油誕生説

→無機起源説。
地球のマントル内部で、無機物(生物の死骸などの有機物でない)から生成されたのではないか。

 

●石油はどのくらい残っている?
・究極可採量
・「これまで使った量」
・「存在が確認されている量」
・「将来的に発見されるだろう量」
→合計

 

予想

・8500億~1兆バーレルだろう

・8000~1兆2800億バーレルだろう

・1800億~1兆6700億バーレルだろう

※バラバラである

 

たとえば、2000年 アメリカの地質調査所でのレポートでは、『琵琶湖20杯分の石油が用意されており、現在までに使ったのは5杯分である。』とのこと。案外残っている・・?脱石油の動き(省エネとか、代替エバルギーの開発)もあるし、枯渇しない?

 

地質的に有望な地域で井戸を掘削しても、商業化できる油田が見つかるのは数十本に1本程度。

→当たればデカいビジネス!!

 

●知識

アスファルト含有量が多くなればなるほど重い原油となり、経済価値は低い。逆に、アスファルト分が少なく炭化水素が多く、分子サイズの小さい軽い石油ほど経済価値は高くなる。

 

API39度 「特定軽質原油」
API34~39度 「軽質原油」
API30~34度 「中質原油」
API26度未満 「特重質原油」

 

1バレル=42ガロン=159リットル

 

原油から
・ガス留分
・ナフサ留分
・灯油留分
・軽油留分
・残査分

が取り出される

 

●原油の備蓄
・民間備蓄
→1975年から義務化されている

 

・国家備蓄
・地上タンク(一般的、安い)
・地中タンク(地上の3倍の容量)
・地下岩盤タンク(定期的に移し替える必要がある)
・洋上タンク(船)

 

●石油を運ぶ方法
・パイプライン方式
特徴

・いったん建設すると管理が必要になる
・輸送量が多いとき
・大きいと直径1.2メートルくらいの筒になる

 

・タンカーでの輸送
・大量輸送が可能
・コストの安さ(原油買取価格の1割くらい)
・中東から日本と中国向けの原油の約80%がタンカーでマラッカ海峡を通過する。
※実はマラッカ海峡には海賊がいる!!

 

●日本の主な輸入国
アラブ首長国連邦(24.3%)
サウジアラビア(22.8%)
イラン(16.1%)
カタール(9.7%)
クウェート(7.4%)
(中東である)

 

・約3週間かけて送られる

・経路:ホルムズ海峡→オマーン湾→インド洋→マラッカ海峡

 

 

第2話もお楽しみに(^^)

 

yamatunes