[記事公開日]2015/05/15
[最終更新日]2015/05/23

投資信託のススメ

■投資信託とはそもそも何か?

投資自体をプロが代行してくれます。私たちは彼らの運用成績を見て、良いか悪いか判断します。運用成績が良く、基準価格が上がるかな?と思ったら買います。

投資をプロに任せる訳ですから、少しばかり手数料がかかります。手数料がどれくらいかはその投資信託にも寄りますが、基準価格の対して数%です。

投資信託を買う理由は人ぞれぞれですが、「比較的安全な金融商品」として買う人が多いと思います。株式投資がハイリスク・ハイリターンでもありません。預貯金のように低リスク・低リターンでもありません。ちょうど。中間くらいに位置します。

 

また、比較的値段が手ごろなのも、投資信託の魅力のひとつです。人気の投資信託を買おうと思っても1万円くらいで買えます。うまくいけばひと月で1万円に対して200円くらい増えると思ってよいでしょう。

 

■プロはどんな投資をしているのか?

そもそも投資信託とは国内株式や外国株式など、様々な種類を組み合わさった商品です。国内株式、外国株式、国内債券、外国債券、国内不動産、外国不動産、金、為替、商品先物(トウモロコシとか)などの組み合わせがひとつの投資信託となります。どんな組み合わせで運用しているのかはその投資信託に寄ります。だいたいは商品名で分ります。試しにどれか見てみましょう。その投資信託がどんな証券に投資しているのか、具体的に載っています。その投資対象を検索してみるのもいいかもしれません。

 

もちろんプロでも、運用に失敗する(基準価格を下げる)ことはあります。長期的に考えて「徐々に価値を上げていくだろう」と考えてよいです。

 

■分散投資のひとつにしよう

投資において一番大事なのは、「リスクとリターン」を上手に管理できることです。

なにも爆上がりの銘柄を見つけることがプロではありません。どんな状況でも冷静に判断できることです。

 

どんな投資をするのかはその人次第ですが、多くの投資家は他にも株式やFXなどをやっています。投資信託一

本の人も大勢いるでしょうが・・。私の認識では、株式をメインに自己資金の数%~数十%を投資信託に当てて

いる人が多いと思います。

他にも、

・あまりリスクを背負いたくない

・普通預金に寝かしているのも勿体ない

・投資自体に詳しくない

こういった理由で投資信託を買う人もいます。

投資信託の中にも、リスク&リターンの期待値は様々です。

 

■分配金について

投資信託のなかには、「分配金」を配当するものがあります。もちろん分配金が出る商品は人気だったりもします。優秀な投資信託であれば、月1万円に対して50~200円くらい出します。おいしいですね。

 

ただ、分配金を配布するということは、同時に「商品価値(=基準価格)を下げる」という意味でもあります。ある投資信託を作ろうと思ったときに、まず初めに購入者希望者を募ります。そして資金を調達します。運用主はその集金の中で運用します。運用の途中で購入者が増えたり、解約されて保持者が減ったりもしています。運用成績が良いと、徐々に運用資金(プール)は増えます。資金量が増えるとその投資信託の時価上がります。購入希望者も増えます。

 

ただ、せっかっく運用に成功して資金量を増やしているのに、分配金を出してしまうと、資金量が減ってしまいます。結局のところ基準価格がさほど変化しなくなります。基準価格を上げてキャピタルゲイン(売買益)が欲しいか、分配金でインカムゲインが欲しいかは人それぞれです。どちらにも一長一短ありますのから、これは完全に好みです。

 

分配金を決まって200円出しているがあります。それは、「必ず200円出すから買ってね!」と言っているようなもので、運用成績が悪いと資金量を減らしてでも約束を果たそうとしますから、ますます基準価格は下がっていきます。そして運用も行き詰ります。

 

では、「運用成績が悪かったときは分配金を出さなくていいのでは?」と思いますが、そうも簡単に行きません。商品名や商品の詳細に「分配型」と書かれているからです。まら、分配金を期待して買っている人もいますから、その人達から売却されてしまいます。そうすると、購入者が減る→時価総額&運用難と悪循環になってしまいます。そして、運用が荒れる(=基準価格の変動が激しくて、少々投機的)のは「分配金」であることが多いです。

 

■では、どのように購入したらいいのか?

まず、投資者本人の「運用期間」や「目標とする貯蓄額」を考えるとよいでしょう。そして、必ずしも分配金をもらうのはお得ではないということを理解しましょう。最近ではこういった理由から、分配金の出る商品は以前ほどの人気は無くなってきています。

 

■投資信託と金融機関について

ホンネのところ、街中で投資信託を買うのはちょっと勿体ない気がします。つまりネット銀行、ネット証券の方がいいのではないかというお話です。というのも、販売会社は投資家の利益よりも、売買手数料を優先させているからです。お客さんの利益よりも、自分たちの収入の方が先です。wそりゃ、お客さんも儲かった方がまた購入を考えてくれるでしょうから、「外れろ!」とは思っていないでしょうが。ですから、そういう意味では「売買手数料の高い投資信託(リスクが高い場合が多い)」を勧められるかもしれません。その点、「外貨預金」も販売者からしてみたら”いい客”です。

 

もちろん、街の販売所で買うことにもメリットがあります。プロの金融マンに色々と教えてもらったり、アドバイスしてもらう訳ですから、結果的にプラスに働くことも大いにあると思います。

 

■投資信託の手数料はどのくらい?

銘柄により様々ですが、まずは種類をさらっと見てみましょう。

・購入時手数料

・運用管理費用

・売却料(=信託財産留保額)

 

※・・・といっても合わせて全部で基準価格の数%です。

 

「購入時手数料」は3%くらいです。

5万円で買ったら1500円です。ちょっと高い?。w

 

「運用管理費用」も数%です。

良心的なところは1%前後です。

 

売却料(=信託財産留保額という)も数%です。「売却にもお金がかかるの?」と思ってしまいますね。これはある意味「迷惑料」となります。運用を他人に任せておいて「途中で嫌になったら解約」する訳ですから、他の投資者との平等を保つために設けられています。そんなに簡単に解約しないでね、という意味合いが強いです。いちおう事務処理もありますし・・。

ただ、最近ではこれら手数料を取らないところも増えてきています。

 

■手数料をもらうのは誰?

以下の会社に分配されます。

・販売会社

・運用会社

・管理会社

 

具体的にどんなところ?

⇒楽天グループ、SBIホールディングス、東京三菱UFJや三井住友などのメガバンク系、生命保険会社、損保会社などです。それぞれがどの種類の会社にもなります。

 

■それぞれの会社の役割とは?

販売会社:顧客との唯一の窓口です。SBI証券や楽天証券など、私たちが購入することろです。私のオススメは「SBI証券」ですが、「SBIFX」はあまりオススメできません。w FXをやるなら「DMM証券」だと思います。楽天証券も実はあんまり好きではありません。w

 

運用会社:運用をするところ。管理会社に「あれ買え、これ売れ。」と指示を出しています。だれがトップで指揮をとっているかはほんの少し意識した方がいいです。凄腕マネージャなのか、そうでないのか。言うまでもなく運用会社がどこかが一番重要です。

 

管理会社:「〇〇信託銀行」である場合が多いです。お金の管理をしています。運用会社と意見交換し、運用会社の指示により金融商品を売買をしています。管理会社が単独で金融商品を買ったり売ったりと、投資信託を運用をすることはできません。

 

■運用会社が破たんしたら?

考えにくいですが一応・・・。どこかの会社が破たんしてしまった場合です。まず、顧客(投資家)のお金は、管理会社が管理しています。そして、管理会社は顧客のお金は自社の運転資金(例えば従業員のお給料)とは別に管理しています。端的にいうと、「分別管理」が義務付けられています。それでもいつかは破たんすることもあるかもしれません。

販売会社が潰れた!

→販売会社が変わる。含み益・含み損もまとめて顧客のお金は移動されます。また、顧客の資産から差し押さえられることはないです。

 

運用会社が潰れた!

→運用会社が変わります。ただ単にお金が返ってくると思ってよいです。

 

管理会社が潰れた!

→他の信託会社に資金が移動されるか、解約されて戻ってきます。

 

とりあえず心配はいらないということです。w

 

■ノーロード投資信託

さきほど、手数料をとらない投資信託が増えていると言いました。具体的には、それを「ノーロード投資信託」といいます。「購入時手数料と信託財産留保額」(つまり売買時の手数料)を徴収しないということです。もちろんお客さんからは人気の商品となります。まずは初心者の方は「ノーロード」か「インデックス」での購入を考えましょう。

 

さすがに、運用管理費用までなくなると運用会社の儲けが無くなってしまうので、それが無料の銘柄は今のところ存在しません。w

※「ロード」とは「Road=道」のことで、「販売会社→顧客」、「管理会社→顧客」の道はありませんよ=タダですよ、という意味です。

 

■基準価格が動くタイミング

とてもシンプルです。一言で言えば株と一緒です。

基準価格が上がるタイミングです。

・国内景気がよい

・国外景気(特に米国)がよい

・長期金利(10年物国債)が下落した

※金利と債権(投信など)は反比例の関係であるから

などです。

 

■クローズド期間に注意する

株式やFXと違い、他人に運用を任せる訳ですから、一度お金を預けたらすぐには解約できません。運用者からすると予定していた株式を買えなくなってしまったりと、運用企画が崩れてしまいますからある程度の期間は解約できません。といっても数日ですが。

 

ただし、クローズド期間がない投資信託もあります。一日で解約できるという意味です。ただ投資信託を1日寝かしておくだけではいくらにもならないでしょうが。(笑)

 

■運用内容を見てみよう

・まずは基準価格を見ます。

ある程度運用成績のいいところは基準価格も安定しています。

 

・いつスタートした投資信託なのか

やはり歴史のある商品の方が、良くも悪くも運用は安定しています。

大企業の名前がついている商品は信用度が違います。

 

・分配金

あっても、なくてもいいです。分配金がない分、基準価格が増えると考えてよいです。分配金がある場合は、償還日(満期日)がいつなのか確認しましょう。※「満期日の定めなし」であることもあります。

 

・投資先

国内債権<外国債券<国内株式<外国株式の順でリスクもリターンも大きいです。商品名を見ればある程度分りますが、購入するとなったら投資先はどこなのか確認しておきましょう。新興国の株式とか、新興国の不動産とかになったら「ある程度のリスク」は覚悟した方がいいです。プラス収支から急にマイナス収支になることもありますし、その逆も起こりえるからです。

 

気持ちと時間の余裕があれば、「目論見書」や「運用報告書」を証券会社から取り寄せて読んでみましょう。何冊頼んでも無料です。

 

★SBI証券「今週の販売額ランキング」

https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETfiR001Control/

 

●ちょっぴり専門的な用語

 

■アクティブ運用

標準の運用成績以上の成績を出そうとする運用です。リスク・リターンが高めです。また、手数料もインデックスファンドに比べて高いです。

 

■パッシブ運用

手数料が安いです。安定的な運用成績を残そうとします。もし、パッシブ運用の基準価値が下がったら、それは”全体的に落ちたんだろう”と仕方ないと思えるレベル。日経平均やTOPIXに連動すると考えてよい。インデックスファンドもパッシブ運用のひとつ。

 

■インデックスファンド

・日経平均やTOPIXなどベンチマークに連動する!

「どれ買っていいか分からないけど、日本経済が成長してきているから何か買いたい!」という人はまずこれ。上級者でも買っている代物。

そして、

・手数料が安い!

・安定的な収益を上げる!

 

 

■キャピタルゲイン

売買益のことです。基準価格が上がれば、キャピタルゲインは大きくなります。

配当金がない場合は、キャピタルゲインを狙うしかないです。

 

■インカムゲイン

分配金や配当金のことです。持っているだけで定期的にもらえるお金のことです。

投資信託では、キャピタルゲイン、インカムゲインどちらも期待できます。

また分配金、配当金は使い方が2つあります。そのまま再投資することもできますし、インカムゲインのみ引き出すこともできます。それこそ数十円ですが。w

 

■投資信託はいくらから始められる?

現実的には1万円から買えます。500円wとかもありますが、意味ないのであしからず・・。ある程度「運用」っぽことしたいのであれば10万円~30万円くらいではないでしょうか。その人の目標とする額や投資期間によりけりですが、全投資資金を投資信託にするのはどうかと思います。w

 

■解約したらいつお金が戻ってくる?

3~4日くらいかかります。当日中とかは翌営業日とかは無理です。

 

また、解約するときの注意点ですが、いまあなたが見ている基準価格と、売却時の基準価格は異なる場合があります。投資信託は株式と違い、基準価格は1日に1度しか発表されません。そして売却時(解約時)には翌日の基準価格によって払戻金を計算します。もし、翌日基準価格が大暴落したら、払戻金は少なくなっているかもしれません。

 

 

また、売却手数料もかかるものがあります。

売却する画面で実際にはいくらくらいもどりそうなのか「予想される振替価格」(名前は色々ありますが)みたいなのをちゃんと確認しましょう。数十円儲かっているくらいだと、返ってきたお金の方が少ないです。きっと。